ロールスクリーンプリント素材

こんにちは、pansいぬかいです。 本年も宜しくお願い致します。 今回はペンギンでもロールスクリーン(またはロールアップ)でも使えるプリントメディアについて検証してみたいと思います。

まずはペンギンシステムの写真。

01_Austria

左右カールすることなく真っ直ぐストレートです。この写真で使われているメディアはPVC/PET/PVCの3層構造のメディアです。ヨーロッパと同じものが日本国内でも入手できます。このメディアを使うことで遮光性+左右カール無し、という条件がクリアーできます。

ペンギンシステムの場合、弊社ではメインにPET素材のものを使いますが、この3層サンドイッチメディア同様に左右カールしづらい素材の為に、連結してインタビューバックボードや大型壁面を作りたい時に、仕上がりを左右します。

次にロールスクリーンの写真。

rollbanner

お店でこのようなコンディションのものをたまに見かけると思います。デパートなどでも全くこのヨレを気に留めていないところも多々有ります。

背中の縦のバー1本で支えるロールスクリーンタイプは、左右がカールしやすく且つこのようにカセットスプリングの巻き取りに問題が起こる場合もあるため注意が必要です。

ロールスクリーンのバナーにはアンチカールターポリン、というメディアを使うことも多いのですが、柄によっては注意が必要です。次の写真で比べてみましょう。

まずはターポリン。

Tarpaulin

次に3層サンドイッチメディア。

PolyFlat

ターポリンの方は素材自体のツブツブが少し気になりますね。特に人物や黒背景の場合はターポリンメディアを避けた方がいい場合が有ります。また、ターポリンにUVインクで印刷した場合は凹凸が出やすいのでその部分もプリントをする際、または依頼する際に注意が必要です。

一方の3層サンドイッチメディアは、UVでも溶剤でも発色良く素材もフラットなので、オススメできます。