梱包費と輸送費を減らせ

こんにちは、pansいぬかいです。弊社が得意とするポータブルディスプレイの良いところは、梱包費と輸送費を減らせるところにあります。ペンギンシステムはその代表格です。 記者会見・インタビューバックボードをトラックで運ぶ必要がないのですから。 今回はそれをファブリックテンションシステムでやるにはどうしたらいい? という課題について。

多く使われるのはUVプリンターか昇華転写です。日本ではラテックスプリンターを使っている会社もあります。UVが良いところは黒色がきちんと表現できて全体的なメリハリが出るので絵が締まること。3メートル幅も問題ないのでヨーロッパでも主流です。 一方、昇華転写は発色が綺麗ということのほかに大きなメリットがあるのが ”畳めること” です。 UVプリンター出力したものはロールにして運搬しないとインク割れするので、w300cmのファブリックを巻いても小さくなりません。一方、昇華転写ならそれが可能です。「梱包費と輸送費を減らせ!」というタイトルから、少し昇華転写に使うファブリックについて考察してみます。

昇華転写は一般的には畳むことができと書きました。ですが裏側コーティングをされていない生地を使うと、下記画像のように割れる場合があります。黒いスポットムラが見えますか?

では優れた昇華転写用のファブリックをクシャクシャにしてから、それを広げてみます。まずはインク割れしてしまいそうな、布をクシャクシャにする動画から。

ではこの布を広げてみましょう。黒いスポットやインク割れはありません。

この動画は何を意味するかというと・・・このBlogの答えになりますが、「ものすごくコンパクトになるので、梱包費も輸送費も大幅に安くできる!ということです。

では、最後に「こんなにすごいファブリックは何処で手に入るの?」 という質問ですが、まだ日本では残念ながら手に入りません、が、あと少しお時間をいただければ扱うことになるかもしれません。(^_^)ニコニコ