<壁面の作り方その2>【第88号】

いつもお世話になります。2週間前にその1を配信しましたが、今回は続きの<壁面の作り方その2>です。

壁面の作り方その1はバックナンバーから読めますので、読んでいない方は下記リンクからどうぞ。

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ミッション:それはSDG‘sか? 最小人数で作れるか?

企業ミッションは同じです。SDG’sを意識しているか? そしてコロナ禍での開催なので最小人数での施工準備なのかどうか。”その1”では壁面を作るのに、木工造作とバナースタンドのことを書きましたが、今回はあと2つ、以下の03と04です。

03:ポップアップディスプレイ (右側の写真3枚)

ジャバラ式のフレームでパッと広がるのが一般的にポップアップと呼ばれるものです。弊社製品名では、dragon2マグネティック、SoftExpoフュージョン、という商品になりますが扱い易く1人または2人で作業可能です。特殊なものになると自由に曲線を作れるスウェーデンのシステム=ISO Frame Waveという商品もあります。メリットは1人か2人で簡単に壁が作れるところですが、デメリットは重い事と決まった寸法しかできない、というところでしょう。重さについては実はフレームが問題ではなく、グラフィック印刷に使うPVC素材のせいです。裏側にマグネットテープを仕込んで蛇腹フレームに取り付けするのですが、厚手のPVCでないと表面が波になってしまって綺麗にならないので、重い厚手のメディアを使う必要があるわけです。そしてこの厚手のPVCメディアは日本では少し高すぎます。「決まった寸法しかできない」というのは使うディスプレイシステムで若干意味が違ってきますが、基本のポップアップ什器は横幅と高さが固定です。しかも1種のみ、という弱点があります。前出のISO Frame Waveの場合はアルミのシステムであるため、アルミカットすることで高さ調整可能で例外品となります。

04:アルミフレームとファブリック(右側の写真3枚)

最後に近年世界で主流になっているアルミフレームにファブリックを付ける、というディスプレイ什器です。欧米の空港で乗り換えしたことがある方は100%見たことがある商品です。ファブリックコルトン、テンションファブリック、ファブリックライトボックス、ファブリックフレームと、呼び方は色々ですがアルミ素材ゆえにリサイクル率が高く、機械でカットすることで臨機応変なサイズ変更も出来る商品です。自立で使う場合は両面にグラフィックを入れることが可能で、壁面に固定する場合の為に、アルミ厚も様々なサイズが用意されています。このアルミニウムを使ったフレームシステムの一番優れている点は2つ。”大きなグラフィックプリント面がつなぎ目なく1枚で可能”、”フレームレスでほぼ全面グラフィックなのでスッキリ見える” というところでしょう。フレームレス書きましたが実際にはアルミ厚2mmあります。が、離れてみたら全く2mmの厚さは見えません。つなぎ目が見えない、のではなく全く無し、という点においては他の方法では無理でした。紙を貼ればつなぎ目ができ、バナースタンド他を連結してもジョイントする部分は縦にラインが入ります。横幅5mでも10mでも、つなぎ目が無いというのは今までなかった手法で、布=ファブリックを使うからこその利点と言えます。

 では整理しましょう。壁面が必要になる場面において、環境とかSDG’sを考えるのと並行して考慮すべき項目は下記です。

A: 設営準備時間と撤去の時間

B: 人件費。(Aに比例)

C: ブースや会場造作費(床、木工/システム造作/電気ほか)

D: 運搬費(搬入・搬出・持ち回りの費用)

E: 2回目以降も使えるのかどうか。(持ち回り、出展、発表会など)

このAからEを考えるのは、発注元(施主)であり、デザイナーであり、現場管理者であります。 今までの流れ発注、ではなく適材適所、時代と場面・場所にあったディスプレイシステムの採用が必要と感じています。ここ数年で流通費用もUPしました。ヤマト便が廃止になったので、今まで発送できていた大きさ、重さのものも、限られた方法でしか配送できなくなりました。

上記 Dの運搬費は意外とボディーブローが効く項目で、a : 宅急便で運べる商品、b:2トン車でなければ運べない商品、の場合 aとbでは費用対効果に大きな差がでます。

以上2回に渡り”壁面の作り方”を書かせていただきました。

皆様の各種マーケティングが成功するように弊社もお手伝いできたら良いなと思います。

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