LCA(ライスサイクルアセスメント)認証受賞

こんにちは、pansいぬかいです。ドイツ・ケルンに本部を置く世界的認証機関テュフ・ラインランドから認証を取得しているLEDUPシリーズですが、今月3月にLEDUP製作専用工場がある上海でLCA認証授賞式が行われました。テュフのライティング事業部としては初めてのLCA認証企業がベスト・システムズ(ウィーン)でした。

これがどのくらい凄いことなのか、何故わざわざヨーロッパから招待して授賞式をしたの?と不思議に思われると思いますので、簡単に説明致します。テュフ・ラインランド(TUV Rheinland)という企業は第三者検査機関として製品やサービスが品質・安全性・環境基準を満たしているかなどを証明するための国際的な組織です。認証企業としては世界第7位みたいです。

LCAは大手企業・グローバル企業が取得するのは(製品出荷数が多いので)ごく普通のことなのですが、ウィーンのベスト・システムズは社員50人未満の中小企業です。中小企業が製品のライフサイクル全体における環境負荷について真剣に考え、高額な費用をかけて認証申請をした、そして取得出来た!と言うところには大きな経営的取組みの背景がないと出来ないことです。LCAは簡単に言えば、「製品やサービスの一生を評価すると言うこと」になるので、LEDUPシリーズにかける意気込みと自信がそのまま現れている、と言っても過言ではないかも知れません。

最後に1つ付け加えさせて頂きますと、類似製品でTUV認証を取得している製品は他にありません。LCAの認証に至ってはもちろん単独1社のみです。コピー品や廉価品が出てきている昨今、きちんと第三者検査機関からの認証を受けている製品なのかどうなのか?は、特にコンプライアンスを重視するグローバル企業にとっては採用の是非の際にはボーダーラインになる、というのはもう近い将来のことでしょう。 以上とても名誉な授賞式のご報告でした。