Euroshop2023終了

こんにちは、pansいぬかいです。 4年振りだったEuroshopは3月2日に閉会し、その後ウィーンに移動して翌週9日に帰国しました。先に総括してしまうと、「期待した程新しいものはなかった」という印象です。シンガポールやメキシコのディーラーにも聞きましたがやはり同じ感想でした。3年間のパンデミックの影響でコツコツと製品に磨きをかけて進歩して出展した企業と、そうではなかった企業との差が出た印象です。Best-systems社(ウィーン)は前者に当たり、ポータブルなファブリックテンション/ファブリックライトボックス分野では抜きん出た存在となっていました。これは世界各地から来場した人たちをブースで対応して感じたことで、特に”LEDUP Configurator”という1年かけて開発したソフトウェアサービスを無料で使える、ということに大きな感激と衝撃を受けた来場者が多かったのが印象的です。またブース内に4つの大きさ別のブースを実際に作り、緑~オレンジ~ブルー~レッド、という色分けでわかりやすく、しかも新製品である”LEDUPドア”をつけて4色のブースを回遊できるように展示したのも、来場者には非常に分かり易かったみたいです。

欧米の来場者に人気だったのは日本では未発売のLEDUPバッテリー。電源がないところでの利用がアジアより多いのでしょうね。そのアジア人は、中国からの出展企業を除いてはほぼいない、と言っても良いほど見かけませんでした。印象としては欧米が80%、中南米が15%、アジア圏が5%で、その5%のうち日本人は0.3%という感じです。

▶︎エントランスにある会場全体の案内もwide6mか8mくらいある大きなファブリックサイン。日本のように展示会場と運営する側がバラバラではないので実現は簡単。

▶︎ドイツのPIXLIPは毎回マーケティングに莫大なお金をかけます。今回も黄色のBAGはいくつでも無料で持ち帰りできて中にはピンク色のサッカーボールやブルーのロゴ入りマグカップなどが入っていました。ブースのファブリックグラフィックはAIが考えたデザインだそうです。

▶︎オクタノルムはジャパンの瀬戸社長に案内してもらいました。マキシマにアタッチできるポリカ+RGBが新製品でした。いつもと変わらず大きなコの字のBARカウンターで接客をメインにしていました。

 

▶︎ドイツのIRACIは質の高い昇華転写プリントを行う会社。周りに比べてワンランク上の品質が一目瞭然でした。

 

▶︎二重丸のファブリックコルトン。珍しいのでパチリ。

 

▶︎一番注目していたスペインのKENDO。Shop Displayに特化していてファブリック表面へのオプションパーツの豊富さは流石でした。世界のTOPブランドやユニクロも使っているメーカーです。莫大な投資が出来るならオススメ。

 

▶︎欧米では人気のLEDUPバッテリー。LEDUP 100*200は大きなサイズで11時間連続利用可。小さいサイズはカウンターで使って11時間連続利用可。リチャーじは3~6時間で完了。

▶︎注目度高かったLEDUPコンフィギュレーター。パッケージから選ぶこともできるし、自分で自由にLEDUPファミリー製品を配置、画像も入れることが可能。デザイナー要らずでスピードUP.

▶︎最後に、同じく注目度高かった指紋認証でロック解除ができるカウンター用のドア。10人まで指紋登録が可能。