上海APPPEXPO展示会レポート

こんにちは、pansのいぬかいです。社内荷物の断捨離をしていて投稿が遅くなりましたが、今月上旬に上海で行われた展示会のレポートをします。日本語名は「上海国際広告・サイン・ディスプレイ産業総合店」という長い名称で、大型印刷機器・梱包機器・POP資材什器、LEDなどの照明まで、”Euroshopの中国版」というような立ち位置の展示会です。

この展示会には毎年行っているのですが、正直言ってサイン&ディスプレイ方面にはあまり目新しいものはありません。2〜3月にデュッセルドルフでEuroshopがありましたので、その焼き直し、改良版展示、という感じがあります。今年迄は上海の国際展覧センターでしたが、来年は虹橋に建設中の新しい展示会場に移動して3月の開催になったようです。

では早速写真を。

01entrance

02entrance

03entrance

会場エントランス。ホール数が多い事、出展者数がものすごい事がお判り頂けるかと思います。

 

001LED

000LED

上記2枚は大型ファブリックシステム。弊社ではマルチフレームという固有名詞ですが、ファブリックテンションシステムと呼ばれていたりしますね。中国は印刷面が黒または濃い色が多いなあ、と感じていたところ、あるブースに来てその理由が分かりました。

003LED

002LEDこのブースのように、白プリントを使うとLEDが透けて見えてしまう、という理由のようです(笑。That’s CHINA.  白生地を使っても透けないLEDシステム+ファブリックシステムを採用しましょう。

 

CircleFablic4年前にヨーロッパでも見かけた円のファブリックシステム。 綺麗にシリコンをはめるのにとても苦労していました。あまり現実的ではないみたいです。

 

TowerCubeAngledFabricタワー側や角度の付いたファブリックシステムは多かったように思います。ヨーロッパ程ではないですが、日本よりは多く見かけます。この角度のついたファブリックシステムはどうなっているかというと、ジョイント部分にその金具パーツを作ればよいわけです。例えば弊社が用意している角度は60度と120度で、下記写真のようなことが可能になります。

angleParts

002_MF120-60D

001_MF120-60D左右対象に自立させれば、かっこいいゲートの完成ですね!

あと、これはユーロショップでお披露目した新製品でもありますが、中国にもありました。”ライティングバルーンシステム”。

LightPole

まんまるバルーンへの3Dプリントが特殊ですが、中にLEDが入っていてエアーを送り込んでいるシンプルな構成です。

 

中国でもやはりファブリックテンションのシステムは増えています。が、共通して問題になるなるところがありまして、それは「アルミが重い」という事。 施設系・事務所系なら固定してしまえば問題はありません。が、このシステムをイベント系・展示会系でも使う、となった場合には、「もっと軽くて六角レンチも必要なくて、コンパクトになるもの」が欲しくなります。

1つそういうシステムが完成間近にあるので少しだけご紹介します。ヒントになるのは、弊社製品のISO FrameWaveのソリューションである「バタフライロック」。工具無しでA+Bのパーツを固定出来ます。そういった軽量フレームにファブリックをはめる事が出来る、となると下記写真のように、全面グラフィックが入った仕切り壁も簡単に完成します。

00_FabricWall

01_FabricWall

03_FabricWall

日本国内だとどうしても同じような事をやりたい場合「オクタノルムシステムで・・・」となってしまう事が殆どで、ベニアは数枚必要だし、つなぎ目無しの一枚の大判にはならないし、カッティングシートも貼らなくちゃならない・・・、という2度3度手間+運搬費・人件費、がかかるケースが殆どです。

でもこういうシステムを使うと、自社の社員さんやバイトさん2名でサクッと完成するので、近い将来日本のイベント業界でも重宝するでしょうね。

wallFabricSystem