大型サインの交換方法

こんにちは、pansのいぬかいです。

今日は大きなサイン看板を交換する方法について。

駅のホームから見える大型看板、百貨店や大型ショッピングセンターでみる巨大グラフィック。それらをどうやって交換しているんだろう? って考えた事ありませんか?

わたしもいままであまり細かいところ迄は目がいきませんでしたが、ファブリックで簡単に交換できるマルチフレームを扱い始めてからは少し見る目が変わってきました。

駅のホームに立って目の前の大きな俳優さんのサインを見てみて下さい。 きっとこの写真のようにつなぎ目が見えると思います。

CrossFinish

これがきっと一番一般的で、繋ぎ合わせて糊貼りしていく昔ながらの方法です。当たり前ですが、経師やさん、表具やさんの職人の手が必要です。そしてその職人さんが手を抜いていたり慣れないステッカー類の素材だったりすると、たまにたくさんの”泡”、つまり空気が入ってボコボコになってたりします。 先日お台場合衆国に行った時にもサザエさんファミリーのうち数人が空気はいっちゃったせいでボコボコでした(笑

次に、百貨店や路面店での大型看板はどうやっているんだろう? と思って実際にグラフィックを触ってみるとそれは塩ビFFシートでした。 最近屋外含めて増えて来ています。 ですがこれはほとんど伸びない素材なので、取付も一苦労、と複数の大型グラフィックを扱う会社さんから聞きました。

1つの例として裏側はこんな風になってます。

FFspringhatome

パンチングメタルの穴にひっかけて、塩ビシートに取付けたハトメ+スプリングで調整しています。何を調整するかといえば ”綺麗で均一なテンション” です。 正面から見た時にピーンと貼っているかどうかがポイントですから、まんべんなく一面がきれいにテンションを張れていないとなりません。

1度取付け、また外して調整後2度目に取付け。また外して調整後3度目の取付け・・・というように数回のやり直しと調整を現場で行うとの事。 当然ですが、取付ける設備側はいつも同じ条件ではないので常に事前現地調査・採寸する、という作業が必須です。 結構大変な事ですね。

そういう現場での大変さを聞くに従い、いかにアルミフレームとファブリックのシステムが簡単で便利なのかを思い知るのでした。