ペンギングラフィックのイロハ

こんにちは、pansいぬかいです。ペンギンシステムはプリンターを持っている会社なら自社プリントも可能です。素材も特に問いませんし、溶剤に両面ラミネートしても、UVプリントしてもOKです。弊社納品分では黒がキチッと締まり、ラミネート要らずの短納期、という理由から数年前に全て「PET素材にUVプリント」としました。 今回は上部の袋の部分についてイロハを書きます。

ウェブサイトにアップロードしてあるカッティングフォーマットをご覧になった事がある方、ペンギンのデータ作成をした経験がある方はご存知ですが、以下のように上部は70mmの折り返しがあります。

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結論から言いますと、「袋の部分は65mm以上は必要」ということで、実は折り返しは100mmあってもかまいません。 以下順を追って写真でご説明します。最初にわかりやすいように白と紺色の2枚を用意しました。

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それぞれ袋の直径は違いますが、両方とも使えますので間違いではありません。

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まず紺色の方ですが、これは100mm折り返しています。そして使っている両面テープが25mm幅なので、100-25 = 75mm, 袋のサイズは75mmあります。このサイズならトップバーが抜けることもなく、グラフィック交換もスムーズにできます。

次に白のグラフィックの方。こちらは折り返しが70mmに対して、使っている両面テープが10mm.  70-10 = 60mmなのでトップバーを入れるにはちょっとだけきつめです。

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つまり、使う工業用強力両面テープの幅によって折り返す長さを変えればよい、ということ。65-70mmあればちょうどよいサイズです。  剥がれてしまっては困る部分なので日東電工やDICの工業用を使うことをお勧めします。

また、このBlogの始めに「素材も特に問いませんし」と書きました。それは嘘ではないのですがやはり素材を選ばないと左右がカールしてしまって、せっかくのペンギンシステムのデザインも台無しになります。 紙類はどうしても湿気でカールしてきますので、できる限り左右がカールしない素材をお使いいただくと嬉しいです。 アウトドアペンギンでない限り、重いターポリンもNGです。

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